リンク品(リビルト品)とは何かを解説するぞい。


 リンク品というのは、簡単に言えば、あらかじめ修理しておいた部品のことを指すんだ。
スターター、オルタネータ、エアコンコンプレッサ、エンジンコンピュータ、エアドライヤ、
社外カーナビやオーディオ、自動車メーカー純正のモニターや、
電装部品ばかりじゃなくて、ドライブシャフトやウォーターポンプなどもあるんだよ。
電装店では、スターターやオルタネータをオーバーホールして、
きちんと完成検査までしてある商品を在庫しておくんだ。
で、スターターが壊れて修理に来た時に、電装店に在庫してあるスターターのリンク品と取り替えて修理完了、となるわけ。
壊れたスターターは電装店が回収して、それをまたオーバーホールして在庫しておく。
壊れたスターター(ちなみにこれを「コア」と呼びます)を回収できないと、次のリンク品が作れないから、
コアを返却してもらえない場合は販売できないよ。

実はリンク品にも種類があるんじゃ。

電装部品メーカーが作ったリンク品(メーカーリンク)と、一般に「リビルダー」と呼ばれるリビルト専門業者が整備したリンク品じゃ。
電装店も業務内容からして、リビルダーのうちに含まれるんじゃろうな。
とりあえず中古品を含め、違いを表にしたぞ。

メーカーリンク 電装品メーカーの基準に沿って不具合部品を交換、安定した品質。
部品はすべて純正部品使用。 定価が設定してあるものが多い。
リビルダーのリンク リビルダー各社の判断で不具合部品を交換。価格は安め。
外観だけキレイで中は×××…な粗悪品もある。
中古品
商品によって状態がマチマチ、素性がわからないものはお勧めできない
当然故障率も高い。
 どれを選択するかはもちろんお客様次第ですね。
ただ、メーカーリンク品自体を作っていない電装品メーカーもあるし、
全ての商品にリンク品が設定してあるわけじゃないから、
リンク品を使って!と言われても、リンク品がそもそも存在しないのもあるので注意してね。
そんな場合はオーバーホールするしかないんだね。

 では、さっきのカローラAE110で、価格を含め、それぞれの修理のメリット・デメリットを
比較してみるぞい。これも表にしてみたぞ。


費用総額 メリット デメリット
オーバーホール
(故障した現物を修理)
\16,360 ・リーズナブルでしかも安心
・もちろん電装店の保証付き
・オーバーホールする為の時間がかかる
(O/H中は車が動けない)
メーカーリンク使用 \24,000 ・安心できる メーカーの保証付き
・短時間で修理が完了する
・ちょっとお高いかな…
リビルダーのリンク使用 \21,000くらい
(ものによって価格変動)
・短時間で修理が完了する
・保証もついてますけれども…
・粗悪品も多いのであまりに安いのは要警戒
モノには相場というものが…ねぇ。
中古部品使用 \10,000くらいかな?
(ものによって価格変動)
・なんと言っても安い ・保証がないし、また壊れるかも…不安だらけ
・中古部品自体入手できるかわからない

 ここに挙げたのはあくまで一例です。
故障状況により、価格は大きく変わるので、詳細は問い合わせてね。
車検証を手元にご用意して、お電話頂ければ、リンク品の価格なら
回答できますよ!(ただしお時間少し頂きます)

電装店では、全ての車種のリンク品を用意してあるわけではないからのう。

だいたい午後3時くらいまでの注文なら、翌日には入荷できるぞい。
それと、仕事で働くクルマ。なかなか修理の時間がとれない場合が多いので、
そのようなクルマのリンク品はなるべく在庫しておくよう心掛けております。

 お客様自身で外して、単体で持ち込んでもらっても修理できるよ!
でも、取り外す際はケガに気を付けてね!
特にジャッキアップして車両の下にもぐる場合。平坦なところで、ウマを確実にかけて、安全第一で作業しよう!

苦言ですがね、最近のリビルト品、某オクなんかでは非常にお求めやすい価格で出品されていますけど、
普段携わっているプロの目から見て、ちょ待てよ、この価格でどうやってリビルトしてるんだ?というのが散見されますよね…
価格だけで選んでガッカリ、がホント最近多いですよ、実際、オルタネータから出火して、車両火災一歩手前の事故もありましたから。
また、ブレーキの効きが悪いとのことで、バキューム不足が判明し、分解したら残念な光景が… ちなみに両方同じリビルダーでしたが。
外観だけはショットブラスト+メッキ処理でピカピカ、だが分解してみると…、いわゆる悪徳リビルダーにはご注意。ここだけの話ですけど。
 では、電装整備のページに戻るとしよう。