バッテリーあがり!

皆さんのお車、数日放置したあとエンジンをかけようとすると、セルモーターの回転が遅い気がする、なんてことないでしょうか?

お正月休み明け、出勤しようと思ったらエンジンかからない、なんてクルマが今日日本中に何台あったんだろうか…

車には、暗電流といわれる、バックアップ用の微弱な電流が常に流れています。家電でいうと、待機電流になりますね。炊飯器とかファンヒーター等、時計表示してるじゃないですか、ああいう類のものだと思ってください。

車にとっては、コンピュータやナビに記憶されている情報を忘れないようにするためにどうしても必要な電気です。

通常は10mA(ミリアンペア)程度なんですが、どこかの故障でこの暗電流が多くなると…

暗電流を計測、60mAはかなり多い!

この状態で数日放置すると、バッテリーに蓄えてあったはずの電気が少なくなって、いざエンジンをかけようとするとかからない、まずいバッテリー上がりだ! なんてことになるわけです。

で、点検の結果、ETACS (エタックス) というコンピュータの不良でした。交換部品が届くまでの間、バッテリーをきっちり補充電して…

バッテリー充電中 換気に注意

交換後、暗電流を再測定。

暗電流用クランプメーター、便利ですよ

この程度なら大丈夫でしょう。 あとはキーレスエントリーの再登録です。 車のキーとETACS内にはキーレスの暗号が書き込んであり、車のキーはそのままでETACSだけを交換すると、使っていた車のキーの暗号と新しいETACS内の暗号が一致せず、キーレスエントリーが使えなくなってしまうのです。 えーと、ハザードスイッチを3回…ドアロックがガシャンガシャン、はい完了。

バッテリーがなんか上がりやすいなぁと感じてる方、一度暗電流を測定してみるのをオススメします。バッテリー上がりで交換したけど、またすぐ上がっちゃった、なんて残念なことにならないように。

以上、初投稿でした。 今後とも海津電機をよろしくお願いいたします。

クルマ:オッティ (ekワゴン)

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